平野啓一郎さんの『ドーン』

今月15日発売予定の、平野啓一郎『ドーン』の講談社文庫版に、解説を書かせていただきました。これまで平野さんの作品については何度も言及してきたのですが(実は文庫解説を書くのも『あなたが、いなかった、あなた』に続けて二度目ですが)、今回の解説では、現代文学に対する私なりの考えを背景に、作品を精読しながら平野さんの問題意識を少しでも明るみに出そうと試みました。全体に読みやすく、ミステリー的な醍醐味もある作品なので、現代文学を敬遠している人にこそ、手に取っていただきたいと思います。右の「おすすめ?」コーナーに、アマゾンへのリンクも貼っておきました。

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NHKカルチャーラジオ

前に予告したNHK文化センター青山スタジオでの『ロビンソン・クルーソー』講義ですが、ラジオでの放送日・時間がすでにネットに出ています。こちらのリンクをご覧ください。講座の受講生はあまり多くないようですが、安くない受講料を払ってくださる方々に、滅多なものは見せられないと気合いはかなり入っています。もちろんラジオは無料なので、日曜の夜、ヒマでしたらお気軽にどうぞ。

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お詫び、その他

『ペストの記憶』、今月はお休みです。月末にバタバタして
ついに間に合わず申し訳ありません。私のいないWeb英語青年をさきほどさびしく読んでいて知ったのですが、詩人のエイドリエンヌ・リッチが亡くなったんですね。留学中に講演を聞く機会がありました。文学論から始まり、いつしか話題は彼女のユダヤ人としてのアイデンティティに移り、ユダヤ人でありながらイスラエルを批判する人たちとの連帯を表明したあとで、キッパリとイラク戦争を批判していました。特に最後の話題では野次も飛ばされましたが、怯まずに、冷静に語り続ける姿が今も鮮明に脳裏に焼き付いています。でもあれから十年くらい経ってるんですね。ご冥福をお祈り致します。

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面白そう

今日、波戸岡景太氏の『動物とは「誰」か?』(水声社)という対談集を手にとりました。
ピンチョンの研究から出発し、独自の視点で現代文化について発言している波戸岡氏ですが、今回の本は大澤真幸、管啓次郎、古川日出男の三氏との対談集です。まだ詳しく読んでいないのですが、とくに古川氏との対話は、ある意味で批評がまだ追いついていない古川氏の文学世界に、緻密な読みと大胆な推理で迫る、緊張感あふれるものとなっています。内容的に、大澤信亮『神的批評』における「食べる」テーマと結びつけて読むと、なおいっそう興味深いのではないかと思いました。

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辞書案内

英語の辞書案内を書きました。
大学新入生向けの案内文で、研究される方々にとって目新しい辞書は紹介していませんが、なにかのご参考になれば。

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Jonathan Swift Archive

ケンブリッジ大学出版から新しい『スウィフト著作集』が刊行中ですが、それと連動した企画で、スウィフトの著作をネット上で公開する作業が進んでいます。すでにここにかなりの作品がアップされている模様です。所属大学がEighteenth Century Collection Onlineに加入している方にはそれほど意味がないかもしれませんが、ECCOにアクセスできないけれど急遽スウィフトの著作を引用したいなんてことがあれば(あるのか?)便利です。

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岡崎京子さんでしみじみ

1996年の交通事故から16年、ファンはその新作を待ち続け、また今年は『ヘルタースケルター』が映画されるなど(7月14日公開予定)、根強い人気のある漫画家の岡崎京子さんですが、先月引っ越してから一ヶ月かけて(といっても実働は一日半)本を整理していたら、懐かしい作品が出てきて、また昨年になって刊行された未完作『森』も出てきて、しみじみと読み耽ってしまったのでした。

思わずネットで岡崎さんのことを調べたところ、まだ十代のころのわたし(無知にしてミーハーなる岡崎ファン)が岡崎さんを学園祭にお呼びし、その後企画者の役得とばかりに数名の友人と秘かに行ったインタヴューの一部が、ネットに流出(?)しているのを発見。いや、流出というのは嘘で、その記事を学生のミニコミ誌に発表したものが、たまたま岡崎さんのファンの方の目に留まったようです。恥ずかしいのでリンクは貼りませんが、興味があれば勝手に調べてください。

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働きます

仕事といえば、5月にNHK文化センターで4回『ロビンソン・クルーソー』についてお話しします。
講義の日時は5月15日、22日、(29日は休み)、6月5日、12日で、15時から16時半までです。
後日ラジオ(NHKラジオ第2放送「NHKカルチャーラジオ」)で放送もされますので、興味があればどうぞ。

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もっと働こう

ご案内が遅れてしまいましたが、『Web英語青年』、更新されています。『ペストの記憶』、今回は怖いなあ・・・。

あとは、『教養学部報』という学内紙に、英語の「辞典案内」を書きました。英語部会の先生たちが順番に書いているものが、今年は私にまわってきました。推薦する辞書は例年と大きく変わっていませんが、文章にはかなりタケダ風味を加えています。辞書といえば、地味に生協の電子辞書案内のコーナーにも文章を寄稿しました。

今年は壮大なる某プロジェクト(?)を完成させねばならないのですが、これが最終原稿の直前で膠着状態に。すみません。花粉も少なくなるし、いろんな仕事の合間をぬって最後の力をふり絞らなければ!

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夜桜

Cherry

柄にもなく、ギロッポン?にきてみましたとさ。

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